多くの高校球児たちにとって夢の舞台「甲子園」。その熱戦と共に心に残るのが、各年ごとのテーマソングです。
そして、この大会を彩るテーマ曲は、毎年多くの感動と興奮を与えてくれます。
この記事では、青春の汗と涙が詰まった甲子園の夏を彩った数々の歴代の名曲の魅力を再発見し、各年ごとのテーマソングがどのような背景で選ばれ、どのように高校球児たちを応援してきたのか、一緒に振り返りましょう。
- 高校野球のテーマソング 歴代曲一覧
- 【2009-2024年】高校野球 歴代テーマソングの紹介
- 【2024年】ずっと好きだから/ねぐせ。
- 【2023年】フォトグラフ/EXILE ATSUSHI feat. 東京スカパラダイスオーケストラ ホーンセクション
- 【2022年】栄光の扉/平井大
- 【2021年】夢わたし/なにわ男子
- 【2019年】宿命/Official髭男dism
- 【2018年】夏疾風/嵐
- 【2017年】虹/高橋優
- 【2016年】光と影の日々/AKB48
- 【2015年】On Your Side/Superfly
- 【2014年】オモイダマ/関ジャニ∞
- 【2013年】ダイヤモンド/コブクロ
- 【2012年】pride/GReeeeN
- 【2011年】ずっとここから/JURIAN BEAT CRISIS
- 【2010年】あとひとつ/FUNKY MONKEY BABYS
- 【2009年】Halation/秦基博
高校野球のテーマソング 歴代曲一覧
【2009-2024年】甲子園テーマ曲一覧
年度 | 回 | 曲名 | アーティスト |
---|---|---|---|
2024年 | 106 | ずっと好きだから | ねぐせ。 |
2023年 | 105 | フォトグラフ | EXILE ATSUSHI feat. 東京スカパラダイスオーケストラ ホーンセクション |
2022年 | 104 | 栄光の扉 | 平井大 |
2021年 | 103 | 夢わたし | なにわ男子 |
2020年 | 102 | 中止 | |
2019年 | 101 | 宿命 | Official髭男dism |
2018年 | 100 | 夏疾風 | 嵐 |
2017年 | 99 | 虹 | 高橋優 |
2016年 | 98 | 光と影の日々 | AKB48 |
2015年 | 97 | On Your Side | Superfly |
2014年 | 96 | オモイダマ | 関ジャニ∞ |
2013年 | 95 | ダイヤモンド | コブクロ |
2012年 | 94 | pride | GReeeeN |
2011年 | 93 | ずっとここから | JURIAN BEAT CRISIS |
2010年 | 92 | あとひとつ | FUNKY MONKEY BABYS |
2009年 | 91 | Halation | 秦基博 |
【1981-2008年】甲子園テーマ曲一覧
年度 | 回 | オープニング | エンディング | ||
---|---|---|---|---|---|
曲名 | アーティスト | 曲名 | アーティスト | ||
2008年 | 90 | 夏はこれからだ! | 福耳 | 虹が消えた日 | 秦基博 |
2007年 | 89 | 両方 For You | ウルフルズ | ええねん | ウルフルズ |
2006年 | 88 | スフィアの羽根 | スキマスイッチ | 奏(かなで) | スキマスイッチ |
2005年 | 87 | 奇跡 | スガシカオ | 夏陰〜なつかげ〜 | スガシカオ |
2004年 | 86 | glory colors〜風のトビラ〜 | ZONE | 誓い | BEGIN |
2003年 | 85 | SUMMER BOY | 藤井フミヤ | 夏の終わり | 森山直太朗 |
2002年 | 84 | 終わらない夏 | 我那覇美奈 | 8月の風 | 我那覇美奈 |
2001年 | 83 | FLY | 真心ブラザーズ | FLY #2 | 真心ブラザーズ |
2000年 | 82 | 荒ぶる胸のシンバル鳴らせ | 渡辺美里 | 手の中の青春〜ミレニアム・ヴァージョン〜 | 西浦達雄 |
1999年 | 81 | Yheei! | TUBE | セピアの日 | 皆谷尚美 |
1998年 | 80 | ココロのままに | エレファントカシマシ | 百万の言葉より | 安藤秀樹 |
1997年 | 79 | Dear…/TSUNAMI | |||
1996年 | 78 | 幻の夏 | 本田修司 | 絆 | 本田修司 |
1995年 | 77 | YES | 鈴里真帆 | Sail Away | 鈴里真帆 |
1994年 | 76 | 傷だらけのhero | TUBE | 夏よありがとう | TUBE |
1993年 | 75 | 明日への卒業 | 石川よしひろ | いつかまた会える | 石川よしひろ |
1992年 | 74 | Precious Summer | 浜田麻里 | Tomorrow | 浜田麻里 |
1991年 | 73 | ||||
1990年 | 72 | 金網ごしのBlue Sky/大塚純子 | |||
1989年 | 71 | タンホイザー行進曲 | 君よ八月に熱くなれ | ||
1988年 | 70 | 君よ八月に熱くなれ | |||
1987年 | 69 | ||||
1986年 | 68 | ||||
1985年 | 67 | ||||
1984年 | 66 | ||||
1983年 | 65 | ||||
1982年 | 64 | ||||
1981年 | 63 |
【2009-2024年】高校野球 歴代テーマソングの紹介
【2024年】ずっと好きだから/ねぐせ。
2024年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、ねぐせ。の「ずっと好きだから」が選ばれました。2024年のキャッチフレーズは「ここにかける、ここから始まる。」であり、高校球児たちの熱い思いと努力を描いた力強いメッセージソングです。
「ずっと好きだから」のタイトルには、好きだからこそ続けられるというテーマが込められています。この曲には、戦う人の背中を押すような、「苦しみや不安があっても、この曲を聴いた方がポジティブな気持ちになれるように」というメッセージが含まれ、高校球児たちの努力や情熱を後押ししてくれます。特にサビの部分では、「好きだからやれてきた」という気持ちをストレートに表現しています。
この楽曲は、2024年の夏の高校野球応援ソング、および、『熱闘甲子園』のテーマソングとしても使用されます。ねぐせ。のメンバーであるりょたちが作詞・作曲を手がけ、より直接的なメッセージが伝わる楽曲となりました。
「ずっと好きだから」は、ねぐせ。の特徴であるポップで親しみやすいメロディと等身大の歌詞が特徴です。この楽曲は、高校野球の応援ソングとしてだけでなく、すべての頑張る人々に勇気と希望を与える一曲として、多くの人々に愛されることでしょう。ねぐせ。の力強いメッセージと感動的なメロディが、2024年の夏の高校野球をきっと盛り上げることでしょう。
【2023年】フォトグラフ/EXILE ATSUSHI feat. 東京スカパラダイスオーケストラ ホーンセクション
2023年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、EXILE ATSUSHIさんと東京スカパラダイスオーケストラ ホーンセクションがタッグを組んだ「フォトグラフ」が選ばれました。この年のキャッチフレーズは「さぁ行こう、僕らの夢へ」であり、高校球児たちの大切な瞬間を音楽で表現しています。
「フォトグラフ」の曲には、高校球児たちの努力とその背後にいる家族や仲間への感謝の気持ちが描かれています。しっとりとしたバラードソングで、EXILE ATSUSHIさんの力強い歌声と東京スカパラダイスオーケストラのホーンセクションの豪華な演奏が融合しています。
この楽曲は、2023年の夏の高校野球応援ソング、および、『熱闘甲子園』のテーマソングとしても使用されました。LIL LEAGUEのメンバーがコーラスに参加し、さらに豪華な仕上がりとなっています。
「フォトグラフ」は、高校野球を熱心に観戦する人々にとって感動的な一曲となり、多くの人々の記憶に残る名曲です。EXILE ATSUSHIさんと東京スカパラダイスオーケストラのコラボレーションが、この夏の高校野球をさらに盛り上げました。
【2022年】栄光の扉/平井大
2022年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、平井大さんの「栄光の扉」が選ばれました。この年のキャッチフレーズは「この夏も、応援したい君がいる。」であり、曲全体が高校球児たちの熱い思いや努力を讃える内容となっています。
「栄光の扉」の歌詞は、高校球児たちが甲子園に立つまでの日々や、汗と涙が染み込んだストーリーを連想させます。未来へ向かって進む背中を押してくれるようなポジティブなメッセージが詰まっており、聴くと心が温まります。平井大さんの温かい歌声と、サーフミュージックをベースとしたノスタルジックなサウンドが特徴です。
この楽曲は、夏の高校野球応援ソング、および、『熱闘甲子園』のテーマソングとしても使用されました。エモーショナルなメロディーが、高校野球の一瞬一瞬のドラマをさらに盛り上げてくれました。
「栄光の扉」は、夢や目標に向かって進むすべての人々に勇気を与える楽曲として、多くの人々の心に残る名曲となりました。平井大さんの音楽が、高校野球の感動的なシーンを鮮やかに彩りました。
【2021年】夢わたし/なにわ男子
2021年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、なにわ男子の「夢わたし」が選ばれました。この年のキャッチフレーズは「繋ぐ想い、挑む夏。」であり、新型コロナウイルスの影響で2020年に大会が開催されなかったため、特別な意味を持つ年でもありました。
「夢わたし」のタイトルには、夢を「渡し」ていく「わたし」、そしてひとりひとりに「私」の夢があるという2つの意味が込められています。歌詞には「涙と喜びを共に分け合いながら」や「1人じゃないから奇跡も掴める」といったフレーズがあり、爽やかな青春らしさと心に響くメッセージが特徴です。
この楽曲は、なにわ男子のデビューシングル『初心LOVE』の通常盤に収録されており、2021年の夏の高校野球応援ソング、および、『熱闘甲子園』のテーマソングとして使用されました。ストリングスをフィーチャーした奥行きのあるアレンジが、青春時代の透明感やはかなさを感じさせます。
「夢わたし」は、全力で戦う高校球児たちの背中を押し、また包み込んでくれるような繊細なバラードです。なにわ男子のキュートな歌声と温かいメロディーが、多くの人々に感動を与えました。この曲は、高校野球を応援するすべての人々に勇気と希望を届ける一曲として、記憶に残る名曲となっています。
【2019年】宿命/Official髭男dism
2019年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、Official髭男dismの「宿命」が選ばれました。この年のキャッチフレーズは「新たに刻む、僕らの軌跡。」であり、令和初の甲子園として大きな話題となりました。また、準決勝と決勝の間に休養日を設けるなど、試合形式にも新たな試みが加えられました。
「宿命」の歌詞には、「夢じゃない 涙の足跡」「肩を組んで叫びたい 僕らの想い 届け!」といったフレーズがあり、青春のエネルギーと熱い感情が描かれています。この楽曲は、2019年の夏の高校野球応援ソング、および、『熱闘甲子園』のテーマソングとしても使用されました。また、阪神電鉄甲子園駅の列車接近メロディーとしても話題になりました。
「宿命」は、爽快なアレンジと突き抜けるようなハイトーンのメロディーが特徴です。イントロからサビまでの展開が非常にドラマチックで、高校野球の名場面がオーバーラップするような感動を与えます。Official髭男dismの卓越したポップセンスが光る一曲で、多くの人々の心を震わせました。
「宿命」は甲子園という特別な舞台で頑張る高校球児たちの姿を力強く応援する楽曲として、多くの人々に愛されています。
【2018年】夏疾風/嵐
2018年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、嵐の「夏疾風」が選ばれました。この年は記念すべき100回目の大会であり、キャッチフレーズは「本気の夏、100回目。」でした。特に公立高校で初出場ながら決勝まで進んだ秋田県立金足農業高校にも注目が集まりました。
「夏疾風」は、嵐の55枚目のシングルとしてリリースされ、作詞作曲はゆずの北川悠仁さんが手がけました。歌詞には「どこまでも続く蒼空 見上げる夢に手を伸ばして」とあり、高校球児たちの夢と希望が表現されています。このメッセージは、試合に挑むすべての選手たちの心に寄り添いました。
楽曲は、爽やかな曲調が特徴で、夏の風の心地よさを思わせます。聴いていると心が軽くなり、青春のエネルギーが湧いてくるような感覚を覚えます。また、「夏疾風」は夏の高校野球応援ソング、および、『熱闘甲子園』のテーマソングとしても使用されました。
「夏疾風」は、その爽快なメロディーと力強いメッセージで、多くの人々の心に残る名曲となりました。嵐の力強い歌声と北川悠仁さんの美しいメロディーが融合し、夏の高校野球をさらに盛り上げました。
【2017年】虹/高橋優
2017年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、高橋優さんの「虹」が選ばれました。この年のキャッチフレーズは「じぶん史上、最高の夏」であり、高橋優さんはこの曲を書くために全国の高校野球を観戦する旅に出たそうです。
「虹」の歌詞には、「たとえ泥にまみれても 傷だらけで泣いてても また走り出す背中はただ美しい」というフレーズがあります。これにより、高校球児たちの努力と不屈の精神が描かれており、聴く人の心に強く響きます。高橋優さんのパワフルでありながら哀愁を感じさせる歌声が、このメッセージをさらに引き立てています。
この楽曲は、エモーショナルなギターリフのイントロと疾走感のあるメロディーが特徴で、繊細なアコースティックサウンドと混ざり合い、青春時代の熱さを思い出させます。また、「虹」は夏の高校野球応援ソング、および、『熱闘甲子園』のオープニングテーマとしても使用されました。
「虹」は、高校球児たちだけでなく、すべての頑張る人々に勇気を与える楽曲として、多くの人々に愛されています。涙腺を刺激するエモーショナルなナンバーとして、夏の高校野球のシーンを彩りました。
【2016年】光と影の日々/AKB48
2016年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、AKB48の「光と影の日々」が選ばれました。この年のキャッチフレーズは「ワクワク、ドキドキ甲子園。」であり、高校野球のテーマソングを女性アイドルグループが担当するのは初めてのことでした。
「光と影の日々」は、AKB48の『LOVE TRIP/しあわせを分けなさい』に収録された楽曲で、壮大なバラードです。歌詞には「君の努力がキラキラと 道を照らしてる」とあり、高校球児たちの決意や努力が描かれています。このメッセージは、夢や目標に向かって進むすべての人々に勇気を与えてくれます。
楽曲は、美しいストリングスの音色が響き、しっとりと歌い上げられるメロディーが特徴です。これにより、高校球児たちのリアルな練習風景や努力の姿が思い浮かびます。また、この曲は夏の高校野球応援ソング、および、『熱闘甲子園』のテーマソングとしても使用されました。
「光と影の日々」は、夢や目標に向かって努力する人々を応援する温かい楽曲として、多くの人々に愛されました。AKB48のキュートなコーラスワークと壮大なアレンジが、高校野球の感動的なシーンをさらに引き立てました。
【2015年】On Your Side/Superfly
2015年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、Superflyの「On Your Side」が選ばれました。この年のキャッチフレーズは「新たな夏、プレイボール。」であり、始球式には王貞治さんが登場し話題となりました。
「On Your Side」は、Superflyの19作目のシングル曲で、壮大なミディアムバラードです。歌詞には、「君の笑顔 君の体温 守れるなら 僕は風になる」とあり、高校球児たちの仲間や家族を想う気持ちが描かれています。このメッセージは、高校野球を支えるすべての人々に共感を呼びました。
楽曲は、ピアノとストリングスによる幻想的なアレンジと、Superflyの圧倒的な歌唱力が特徴です。これにより、戦いに疲れた心を癒やし、再び立ち上がる勇気を与えてくれます。また、この曲は夏の高校野球応援ソング、および、『熱闘甲子園』のテーマソングとしても使用されました。
「On Your Side」は、温かいメロディーと力強いメッセージで、多くの人々の心に残る名曲となりました。高校球児たちの頑張りや絆を象徴するこの曲は、この夏の高校野球をさらに盛り上げました。
【2014年】オモイダマ/関ジャニ∞
2014年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、関ジャニ∞の「オモイダマ」が選ばれました。この年のキャッチフレーズは「キラキラ輝く、キミの夏」であり、楽曲は高校球児たちの様々な思いを表現しています。
「オモイダマ」は、関ジャニ∞の28作目のシングル曲で、彼らの多彩な表現力が存分に発揮された一曲です。この楽曲は、夏の高校野球応援ソング、および、『熱闘甲子園』のテーマソングとして使用されました。さらに、大会期間中には阪神電車の甲子園駅の列車接近メロディとしても話題になりました。
楽曲の特徴は、アコースティックギター、ストリングス、オルガンをフィーチャーした奥行きのあるアンサンブルとドラマチックなメロディーです。これにより、頑張る人たちへのエールと共に、心を癒やす力も感じられます。
「オモイダマ」の歌詞には、高校球児たちの努力や友情、絆が織り込まれています。特に、ブラスバンドの高校生とコラボしたミュージックビデオは、高校野球の応援イメージを具体的に再現し、多くの人々の共感を呼びました。
「オモイダマ」は青春の尊さと一瞬一瞬の大切さを伝える楽曲として、多くの人々に愛され続けています。関ジャニ∞の幅広い表現力が光るこの曲は、高校野球のシーンをさらに感動的に彩りました。
【2013年】ダイヤモンド/コブクロ
2013年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、コブクロの「ダイヤモンド」が選ばれました。この年のキャッチフレーズは「野球が僕らを一つにする」であり、楽曲全体が高校野球の絆や団結を表現しています。
「ダイヤモンド」は、コブクロの23作目のシングル曲であり、「One Song From Two Hearts」との両A面シングルとしてリリースされました。歌詞には「何度でも 何度でも やり直せる事ばかりじゃない」とあり、限られたチャンスを大切にする気持ちが込められています。このメッセージは、高校球児たちが一生懸命に取り組む姿勢を強く支えています。
楽曲は、クリーンギターのストロークにストリングスが重なり、サビではダイナミックな展開が広がります。これにより、青春のドラマチックな一瞬をセンチメンタルに彩ります。コブクロの絶妙なコーラスワークと力強いメッセージが、聴く人の心に深く響きます。
「ダイヤモンド」は、ノスタルジックなメロディーと広がりのあるアレンジで、多くの人々の記憶に残る名曲となっています。高校野球の試合を観戦する多くの人々に勇気と感動を与えました。
【2012年】pride/GReeeeN
2012年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、GReeeeNの「pride」が選ばれました。この年のキャッチフレーズは「駆けあがれ!夏のテッペン」であり、曲全体が高校球児たちの頂点を目指す姿を描いています。GReeeeNらしい心地よいサウンドと、高校野球の熱いドラマに寄り添った歌詞が特徴です。
「pride」の歌詞には、「365日頑張り続けて この先何があるか不安だけれど 自分で決めた道 忘れない」とあり、球児たちの努力と決意が表現されています。この楽曲は、2012年の夏の高校野球応援ソングとして、『速報!甲子園への道』『高校野球中継』『熱闘甲子園』など様々な場面で使用されました。
GReeeeNのエモーショナルなアレンジと叙情的なメロディーが、高校野球の喜びや悲しみ、全力で向き合う姿を彩ります。透明感のある歌声が、青春の尊さとその一瞬一瞬の大切さを強く感じさせます。
「pride」は高校球児だけでなく、すべての頑張る人々に勇気を与える曲として、多くの人々の心に残る名曲となっています。
【2011年】ずっとここから/JURIAN BEAT CRISIS
2011年の全国高校野球選手権大会のテーマソングには、JURIAN BEAT CRISISの「ずっとここから」が選ばれました。この年は東日本大震災があり、「がんばろう!日本」というスローガンが掲げられた特別な年でした。そのため、キャッチフレーズは「一瞬の夏、一生の記憶」とされ、多くの人々の心に響く曲が求められました。
「ずっとここから」は、川上ジュリアさんの1人バンドJURIAN BEAT CRISISが歌う応援ソングです。「ずっと ずっと ここから見ているから 何度も立ち上がる君の未来へ」という歌詞が、高校球児たちの努力と未来へのエールを込めたメッセージを伝えています。
この曲は、東日本大震災後の日本にとって特別な意味を持ち、多くの人々に勇気を与える楽曲となりました。高校野球という舞台で頑張る若者たちを励ますだけでなく、日本全体が立ち上がる力を象徴する一曲です。JURIAN BEAT CRISISの柔らかいボーカルとシンプルなメロディーが、聴く人の心に優しく響きます。
【2010年】あとひとつ/FUNKY MONKEY BABYS
2010年の高校野球テーマソングには、FUNKY MONKEY BABYSの「あとひとつ」が選ばれました。この楽曲は、キャッチフレーズ「夏の夢、今、走りだす」にぴったりの曲として、多くの人々に親しまれました。特に「あと一粒の涙で ひと言の勇気で 願いがかなう その時が来るって 僕は信じてるから」という歌詞が、高校球児たちの努力を信じ、応援する内容になっています。
「あとひとつ」は、FUNKY MONKEY BABYSの14作目のシングル曲であり、そのメロディアスなラップとポジティブなメッセージが特徴です。この曲は、2010年の夏の高校野球応援ソングとしてだけでなく、『熱闘甲子園』や『高校野球奈良県大会中継』のオープニングテーマとしても使用されました。
ピアノをフィーチャーした切ないメロディーとアレンジは、青春時代の刹那的な輝きを感じさせます。高校球児たちが全力で向き合った結果として見える景色や道を気づかせてくれる、エモーショナルなナンバーです。
「あとひとつ」は、甲子園と聞いてこの曲を思い浮かべる人も多いほど、多くの人々の記憶に残る名曲となっています。また、CDジャケットに田中将大選手の顔が使われたことでも話題となりました。青春の努力と感動を歌ったこの曲は、甲子園の象徴として今もなお愛され続けています。
【2009年】Halation/秦基博
2009年の全国高校野球選手権大会のテーマソングとして起用されたのは、秦基博さんの「Halation」です。これは朝日放送・テレビ朝日系の『全国高校野球選手権大会中継』『熱闘甲子園』『速報!甲子園への道』のテーマソングとしても使用されました。
この楽曲は、武道館公演前後に制作されましたが、高校野球のテーマソングの依頼を受け、イメージを膨らませて完成させたといいます。キラキラした青春を感じさせる「Halation」は、「“夏”という名の宝物」というキャッチフレーズにふさわしい曲です。特に「終われない 空の果てまで だって僕らはずっと未完成のまま」という歌詞は、若者の未完成な青春を象徴しています。
「Halation」は秦基博さんの8作目のシングル曲であり、彼のやわらかい歌声と荘厳なストリングスのオープニングが特徴です。イントロの憂いを帯びたアレンジは非常にエモーショナルで、聴く人の心に深く響きます。
また、叙情的なメッセージが込められた歌詞は、いつか終わる夏のドラマとリンクしており、高校野球という青春の一瞬をより感動的に彩ります。この楽曲は、青春時代のリアルな熱量を感じさせる一曲で、多くの人々の涙腺を刺激することでしょう。